http://www.youtube.com/user/cookingwithdog
女性のシェフが作る日本料理(どちらかというと高級料理ではなく普通の日本人家庭で食べるような料理が多い)を犬(Francisという名前になっている)が紹介するという形のビデオです。3週間ぐらいに一つずつ作られるようです。
しゃべっているのはもちろん人間ですが(笑)、聞いてすぐ分かる通り日本語訛りばりばり(あるコメントには日本人がフランスで英語を学んだようだと書いてありました(笑))です。また、表現もときどきあれと思うようなものも混じっています(最近のものはネイティブスピーカーのチェックを受けているようで、自然な表現になってきてます)。youtubeのコメント欄を見ると、訛りやおかしな表現をからかうようなのもありますが、それよりは称賛の方が圧倒的です。
毎日の食生活のような身近かつイデオシンクラティックなことは異なる文化、異なる言語の人に説明するのは結構難しいものです。このビデオは楽しんで見られるという点でとてもよくできています。コメント欄が賑わっているのもうなずけます。きちんとした技術や考え方のベースがあれば、少々の話し方の難点などはカバーできるというよい例だと思います。
日本のお弁当を紹介したもの http://www.youtube.com/watch?v=-_hbPLsZvvo&feature=channel_video_title を見ると弁当がどんなものかだけでなく、日本人が子供の弁当にかける情熱も伝わってきます。コメント欄を見ても称賛、驚嘆の声があふれています。人に心が伝わるというのはこういうことです。bento boxについてのありふれた、おざなりの説明(いくらネイティブスピーカーの真似をしたって)をするだけでは人の心は動かせないのです。