2011年04月25日

Herd on the street

前にも紹介している英Economist紙に面白い記事がありました。
The foolishness of crowds
http://www.economist.com/node/18529721?story_id=18529721

記事の内容もなかなか面白いのですが、記事にあるグラフのタイトルが気に入りました。このブログ記事のタイトルの "Herd on the street" がそれです。

群集心理についての記事ですからこのタイトルも合っている、とだけ思うと実はもう少し奥が深いんです。実はこれは米Wall Street Journalにある "Heard on the street" という有名なコラムのもじりなのです。発音だけだったら同じですね。

Heard on the streetはまだあまり知られていない、時には確認できないような情報や噂に近いものを載せるものです。このため相場に大きな影響を与えることもよくあり、過去にはインサイダー取引問題を起こしたこともあるくらいです。

街での噂が経済を動かすということから、Economistの記事の内容にもぴったり合うわけです。それと同時に、大西洋をはさんだライバル紙を少し揶揄している感じも見てとれます。

こうした言葉の遊びはかなり高度なもので、言葉の知識だけでなく、背景知識(この場合でいえば新聞の内容)についても理解ができていないと分かりません。

言葉を学ぶ醍醐味はこんなところにもあるのだと私は思います。
posted by 杉田伸樹 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 役立つサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月18日

thの音

前にも紹介したEconomist紙のブログJohnsonに面白い記事がありました。
http://www.economist.com/blogs/johnson/2011/04/consonants

英語のつづりthで書かれる音は音声学的ではdental fricatives(歯摩擦音)と言われますが、世界の言葉の中でこの音を持つものはそう多くはないようです。英語でも方言によっては別の音に変わってしまうこともあるということです。

面白いのはある研究者が、血液型O型の多い地域はこの音を持つ言語を使うと言っていると紹介していることです。ブログの記事自体にはこの主張の成否は述べていませんが、さすがに同紙の読者によるコメントは厳しく、相関関係と因果関係を混同してはいけないと言っています。さらに面白かったのは、ある読者のコメントではth音を持つ地域は債務問題を抱えている(アイスランド、ギリシャ、アイルランド、スペインなど)と言っている(もちろん冗談です)ことです。まあ、ポルトガル語にはこの音はないようですから、ちょっと違っていますけど。

別にこの記事を知っていたからといって英語がうまくなるというわけでもないですが、同紙の奥深さに感心しました。
タグ:th音 Economist
posted by 杉田伸樹 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 役立つサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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