2007年05月04日

2007-05-04

(接続法)

今日のニュースでは接続法を使った表現がかなり多く出てきました。全部を以下に掲げます。接続法の使われ方を理解するには、文章全体を示さないとやりにくいので、長くなって恐縮ですがご覧下さい。

(1) El informe también menciona que las pérdidas económicas por el cambio climático representarían menos de un tres por ciento del producto bruto interno mundial en caso de que el aumento de la temperatura se pueda limitar a aproximadamente dos grados centígrados.

(2) Los dos cancilleres se pusieron de acuerdo para que Japón y Rusia continúen el diálogo con vistas a encontrar maneras de resolver el problema de manera satisfactoria para ambas partes.

(3) También acordaron que el primer ministro Japonés, Shinzo Abe, y el presidente ruso, Vladimir Putin, se reúnan aprovechando la reunión cumbre del Grupo de los Ocho Países que tendrá lugar en Alemania el próximo mes.

(4) Sin embargo, en la reunión del mes pasado, Japón propuso expandir el acuerdo en un dos por ciento para que la proporción se eleve a 92 por ciento.

(5) Se espera que el viernes Japón insista en su propuesta, señalando que la eliminación de aranceles sobre más productos es necesaria para estimular el comercio y la inversión.

(6) Se espera que pacten un marco de mutuo apoyo financiero para prevenir una crisis monetaria como la de 1997 en Asia.

(7) La secretaria de Estado estadounidense, Condoleeza Rice, sostuvo el jueves conversaciones en Sharm el-Sheik, Egipto, con el ministro de Relaciones Exteriores de Siria, un país que los Estados Unidos critica por permitir que los insurgentes utilicen su frontera para internarse en Iraq.

(8) El ministro de Defensa de Japón, Fumio Kyuma, hizo su primera visita a Italia desde que fuera nombrado al cargo.

(9) También hicieron público un comunicado en el que instan a trabajar para que el proyecto de ley para el plebiscito no sea aprobado.

(10) En una reunión de legisladores e intelectuales que apoyan el cambio, los participantes afirmaron que se necesita una nueva constitución que beneficie al país.

まず理解しておかなければならないのは、10分間のニュースの中で10回、接続法が使われていることです。1分間に1回(!)の割合です。

接続法はスペイン語の学習においては初級での難関と考えられています。難しいのは動詞の活用形を覚えなければいけないことと、そもそも何のために接続法が使われるのかが分かりにくいということがあります。

実は前者については、それまでの学習での経験がかなり活かせるのではないかと思います。どの程度の練習をすれば覚えられるのかも、だいたい見当がつくものです。

本当にやっかいなのは後者の方で、「接続法の世界」がどのようなものであるかを理解し、使いこなせるようにしなければなりません。

最近出版された、「接続法を使って話そうスペイン語」(吉川恵美子)
http://www.amazon.co.jp/gp/product//414039451X/ref=cm_aya_asin.title/250-0639923-0085800
は、この面で大きな貢献をしています。接続法が使われる状況をタイプ別に分類し、練習も含まれています。

また、「Breaking out of beginner's Spanish」(Joseph J. Keenan)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/029274322X/250-0639923-0085800?ie=UTF8&coliid=&colid=
では、.一つの章をまるまる接続法の説明に使っています。

この本では、接続法の世界をThe Twilight Zone(これを見てテレビのシリーズを思い出した人は相当のテレビ通です)と名付け、"..., the concept of a hazy, ephemeral Twilight Zone accurately conveys the spirit of the subjunctive."と説明しています。また、"..., many English speakers who have learned to live with the Spanish subjunctive will tell you that it can actually be quite enjoyable."とも述べています。

つまり、接続法は動詞の変化だけで直説法により展開される世界とは違った、変幻自在な世界を目の前に出現させる効果を持つのです。そして、使えるようになると、これなしではいられないようにもなるのです。

大事なことは、スペイン語を日常の言語として使っている人たは間違えずにこうしたことができることです。スペイン語学習者はこれを理解しなければなりません。「文法より会話」といったスローガンを良く聞きますが、スペイン語を実際にしゃべる人が間違えずにできることをきちんと間違えないようにすることは学習者としては当然のことで、文法偏重等と言ってケチをつけられるようなものではないのです。

接続法が使われる場合に、一番分かりやすいのは、何かのキーワード、キーフレーズがある場合です。目的を表すpara queや、時間的な関係を表すantes de que、条件を表すen caso de que、予想を表すse espera que等は出てきた時(読んでいても聞いていても)には、「接続法が来るな」と構えて(いや、そんなに力が入らなくても良いんですけど)いると理解が楽になります。

こうした点を踏まえて、上記の(1)〜(10)の例を見てみましょう。ほとんどは、今述べたようなキーワード、キーフレーズがあることが分かります。こうした「目印」がないという意味で、一番難しいのは(10)かもしれません。普通に作文の問題として出されると、直説法で書きそうになってしまいそうですが、やはりこれは接続法でないとしっくりこないでしょう。

いずれにしても、話されていることを聞く場合でも書かれているものを読む場合でも、接続法が現れたと同時にきちんとその世界をイメージできるようになることが理解を助けるのだと思います。


posted by 杉田伸樹 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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