2007年05月05日

外国語学習の最大のライバルはお金だ

次なる大仮説は、
外国語学習の最大のライバルはお金だ
です。あ、気が狂った訳ではないですから(笑)。

外国語を習うなんて面倒なことをなぜやるんでしょう。外国に旅行した時、現地の人と話したりできたら、相手も喜ぶんじゃないか、なんてことでしょうか。でも、次のようなことを言う人もいます。

・・・私の妻は次のように語ります。
「高いお金を払って観光旅行をする人に外国語を習えとはどういうことですか。相手の国にとっては大切なお客よ,私は。お客をもてなすことが受け入れる側の義務でしょう。お客が外国語をできないからといって申し訳なさそうな顔をすることは全然ない。もちろん外国語が少し分かれば,旅行が楽しくなることは事実ね。観光でない旅行? しないわ,そんなの。相手にかかるめいわくについてだけ心配するのなら,コトバの不足より金ケツの方が重大よ。だから外国語を習うより十分なお金を用意すること,これが先決だと思うわ,私は。」(「スペイン語コーヒーブレーク」、寿里順平、日本放送協会)

店員やウェイター、ホテルのフロント係のために外国語を学ぼうなんて、ヘンです。
(中略)
相手にニッコリしてもらいたいんだったら簡単です。お金をいっぱい持っていきましょう。そのほうがその国の経済にも貢献します。(「その他の外国語」、黒田龍之助、現代書館)


そうなんです。外国語がうまくできることとお金を持っていることとどちらが大事かということを良く考えなければなりません。

英語でも、Money talks.って言うじゃないですか。あなたとお金とどちらの方がしゃべるのがうまいか考えた方が良いですよ。

それでも外国語を学びたいんだったら、「お金には負けない」ぐらいになるまで徹底してやるしかないでしょう。そこまでやる気がないんだったら、別のことをやってお金を貯めて、どうしても外国語が必要だったら通訳を雇うなりすれば良いだけです。

こうしたことから考えると、外国語ができるかどうかは「金がとれるか」が判断基準になります。これは実際に外国語を使う職業で所得を得るということだけでなく、その外国語を使わない場合よりも使うことによって、意味のある価値を生み出せるかどうかということなのです。こうした目的なしに学習することは時間の無駄だし、社会的に貴重な資源を無駄遣いしていることになります。

外国語の修得方法もこの目的に合わせて考えることが必要です。

「これさえやればネイティブ・スピーカーと同じに話せるようになる!」などと言って訳の分からない方法を宣伝している人間は、自分の言うことで100万ドルの違いを生み出したり、あるいは自分や他人の生死に関わるような事態になる、といった身の引き締まるような思いをしたことがないに違いがありません。


posted by 杉田伸樹 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 大仮説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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