2007年05月07日

文法

外国語の学習で文法は評判が悪いものと決まっているようです。文法なんか気にしないで話すことが大事よ、とかよく聞きませんか?

例えばスペイン語で、
Su amigo francés me dijo que viniera a verlo el día siguiente.
(彼のフランス人の友人(男一人)は私に、次の日に会いに来るように言った。)
というのは、ごくごく普通の文章で、おそらくスペイン語のネイティブ・スピーカーだったら小学生でも間違えずに言うでしょう。

ここで、amigo(男一人)がamigas(女複数)になったら上記の文章は、
Sus amigas francesas me dijeron que viniera a verlas el día siguiente.
と変わります。こうなることもスペイン語のネイティブ・スピーカーだったら小学生でも間違えないでしょう。

これは文法的に言えば、例えば名詞と形容詞の性数一致、主語に応じた動詞の活用、代名詞の性数一致という説明がされます。

問題は、こうした説明が分かるだけではだめで「実際に運用できないといけない」ことです。書くときにすらすらできるだけでなく、話す時にもリアルタイムで間違えずにできなければなりません。これを間違って良いというのは「言語事実に反する」ことをしていることになります。

話す時にこうしたことが間違いなくできるためには、文法的説明を思い浮かべていてはおそらく間に合わないでしょう。この意味では「文法なんか気にしないで」というのは当たっています。

でも、「文法を気にしている」と言うことが間違ったことを言わないという意味なら、大いに文法は気にするべきなのです。

「文法は気にしない」でも「間違わない」というのならそれなりの練習が必要なのです。


ラベル:文法
posted by 杉田伸樹 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国語勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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