2007年06月25日

外国語の修得には皮肉が不可欠だ

これまで「大仮説」シリーズでは、検証されていない仮説を取り上げてきました。自分で証明することもできないし、誰かが代わって証明することもしてくれないので、仮説のままで放置されています。

しかし!本日初めて、サポートしてくれる証拠がある仮説を提示することができるようになりました。それは次の通りです。

外国語の修得には皮肉が不可欠だ

いやはや、素直な人間では到底外国語を身につけることはできないのでしょうか?ご心配なく。私も大変苦労して、人格的危機を乗り越えて、何とかある程度は外国語ができるようになりました(笑)。

さて、この仮説を証明する証拠はどこにあるのでしょう。実はスペイン語の検定試験であるDELEにあったのです。DELEについてはこのブログでも一度記事にしたことがありますが、こんなに大事なことが入っていたんですね。その文書は「DELE取得の手引き(上級)」で、Instituto Cervantesのサイトからダウンロード可能です。
http://diplomas.cervantes.es/docs/ficheros/200402120018_7_2.pdf

以下、関係部分を紹介します(仮訳は筆者)。

口頭表現
受験者は一般的に次のことができないといけない。
(中略)
・・・比喩や皮肉などの手法を使えないといけない。
(17ページ)

文書表現
受験者は一般的に次のことができないといけない。
(中略)
・・・比喩的、暗示的、皮肉的あるいは滑稽な特徴を含んだ文体を用いないといけない。
(18ページ)


この通りです。すなわち、スペイン王国認定のスペイン語検定試験に受かるためには「皮肉」が必須だと、試験の責任者が言っているのです!

これはこの仮説をサポートする大変な証拠です。仮説は仮説のままでいるのが身の程を知った振る舞いだという有力な意見もありますが(笑)、やはり仮説の正しさを証明する材料が出てくるのはうれしいものです。

私は前に「外国語のうまさはどれだけ文章が分かりにくいかに比例する」という仮説を提示しましたが、今回の仮説はそれとも関係があるように思われます。さらに検討を続けていきます。
posted by 杉田伸樹 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 大仮説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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