2007年06月27日

Basic Spoken Spanish (基礎スペイン語会話) (その4)

予備学習を終えて、いよいよ本編に入ります。本編の構成は課により少しずつ違いはありますが、おおむね以下のようなものとなっています。

●本文

各課は、日常生活の場面を想定したダイアログからなっています。録音は、(1)ほぼノーマル・スピードで全文を録音、(2)リピート用のポーズ付きで録音、(3)ノーマル・スピードで全文を録音となっています。最初は集中して聴くことに専念し、その後、手本について真似をして、最後に仕上げで聴いて理解するようになっています。なお、この教材のもとになったFSIのSpanish Basic Courseにあったreverse buildupは日本版では採用されていません。理由は分かりませんが、録音時間の制限なのかもしれません。

●基本文型

本文中にあるその課で学ぶべき文法事項を含む文章が提示され、リピートするようになっています。簡潔な説明もあります。より詳細な説明を後に出てきますが、ここでは最小限にとどめられています。

基本文型の練習を強化するためにいくつかの応用的練習が続きます。

●置き換え練習

この教材の一番の特徴といっても良いかもしれません。元の文章の一部を別のものに置き換えます。必要に応じて他の部分(形容詞、冠詞、動詞など)を自動的に変化させるように練習します。

これは馴れるまでかなり大変なものです。文法を意識せずに、しかし、文法的に間違いない文章を頭で考えるだけでなく口に出して発音できなければならないからです。実際、これを続けていると自分が機械になったような感じさえ起こさせるくらいです。もしかしたら、最近はやりの「ブート・キャンプ」も同じかもしれません。

でも、これをきちんとやると確かに力が付きます。短い時間の中で間違いなくこの置き換え練習ができるようになれば相当上達したと思って良いでしょう。

●問答練習

質問に対して答える練習です。質問の意味を聴いて理解し、すぐに答えるというスピードが要求されます。

●西作練習

その課で出てきた文法事項と語彙を使って西作文を行います。録音には答だけが入っています。書いて練習することも良いかもしれません。

●文法

文法事項について詳しく説明しています。例えば接続法だったら、動詞の活用形や用法についてより詳しく述べられています。

●講読

会話ではなく、少し長文が載っています。録音もされています。

その他に、応用練習や復習もときどき出てきます。

このようにかなり盛り沢山といっても良いでしょう。だから、短時間でできると思ったら間違いなのは確かです。また、特に置き換え練習などは繰り返しをする必要があるので、飽きがこないように学習者が工夫をしないといけません。これが一番の難関かもしれません。各課の本文が、わりあい日常生活に即した興味を起こすような内容になっているのは、学習者の飽きをいくらかでも少なくすることを狙っているのかもしれません。

(続く)


posted by 杉田伸樹 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | スペイン語いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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