2007年10月09日

2007-10-08

■トランスクリプトと読み上げの違い

Daily Newsの良いところは、読み上げているニュースのトランスクリプトが利用可能なことですが、いろいろな理由で、この二つは完全に一致していません。読み上げられるニュースの項目ががらっと変わってしまうこともあります。

はっきり確かめた訳ではないのですが、トランスクリプトは一日一回アップデートされるのに対して、読み上げは何回か変わるようです。

10月8日分の放送(ただし、私がキャプチャーしたのは9日の朝です)では、いくつかのニュースで、トランスクリプトと読み上げが微妙に変わっていました。以下、例を挙げて比べてみます。違いがあるところは、色を変えてあります。

Partido oficialista de Japón no insistiría en prolongar la actual sesión parlamentaria

(トランスクリプト)
El Partido Liberal Demócrata, en el poder en Japón, decidirá acerca de la posible prolongación de la actual sesión del parlamento después de examinar cuidadosamente la opinión pública así como la actitud del Partido Democrático, el mayor grupo de oposición.
La actual sesión extraordinaria del parlamento termina el 10 de noviembre, pero algunos ejecutivos del mayor partido oficialista buscan que se la prolongue hasta mediados de diciembre.
El partido esperaba lograr, durante la actual sesión, la aprobación de un anteproyecto de ley dirigido a permitir a Japón continuar las operaciones de reabastecimiento de combustible a embarcaciones de la coalición encabezada por Estados Unidos en el Océano Índico.
Sin embargo, el plan fue demorado por la repentina renuncia del primer ministro Shinzo Abe y la posterior suspensión del parlamento durante tres semanas.
El primer ministro Yasuo Fukuda ha declarado que quizá sea necesaria una prolongación.
Otros, sin embargo, temen que tal decisión dañaría la imagen del partido en caso de que el anteproyecto fuera rechazado, lo que es probable pues el Partido Democrático, que posee la mayoría de escaños en la Cámara Alta, se opone al mismo.

(読み上げ)
El Partido Liberal Demócrata, principal partido gubernamental en Japón, decidirá si debe prolongar la actual sesión del parlamento después de sondear cuidadosamente la opinión pública así como las acciones del Partido Democrático, el mayor grupo de la oposición.
La actual sesión extraordinaria del parlamento termina el 10 de noviembre, pero algunos dirigentes del partido principal gubernamental están tratando de que sea prolongada hasta mediados de diciembre.
El partido esperaba lograr, durante la actual sesión, la aprobación de un anteproyecto de ley dirigido a permitir a Japón continuar las operaciones de reabastecimiento de combustible a naves de la coalición encabezada por Estados Unidos en el Océano Índico.
Sin embargo, el plan fue postergado por la repentina renuncia del primer ministro Shinzo Abe y la posterior suspensión del parlamento durante tres semanas.
El primer ministro Yasuo Fukuda ha declarado que quizá sea necesaria una prolongación.
Otros, sin embargo, temen que tal decisión dañaría la imagen del partido en caso de que el anteproyecto fuera rechazado. Esto es probable ya que el Partido Democrático, que posee la mayoría de escaños en la Cámara Alta, se opone al mismo.

違いが微妙なので、どの位の意味やニュアンスの違いがあるのか、あるいは、読み上げがやりやすくなるように変えただけなのか私には判断がつきかねますが、いずれにしても、同じような意味の文章や単語を置き換える練習に使えるような気がします。
ラベル:読み上げ
posted by 杉田伸樹 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

2007-08-18

■hubieron 34 días fríos

「〜がある」を意味する"hay 〜"は、haberの直説法3人称単数現在の特別な形とされています。〜に当たるところが単数でも複数でも動詞の形は変わりません。他の時制などでもこれは同様で、「〜がある」の意味では3人称単数の形しか使われないとされています。

ところが今日の放送では次のような文章がありました。

Por el contrario, en los 10 años desde 1997 hasta 2006 hubieron 34 días fríos en Tokio en los que la temperatura mínima bajó de cero grados, lo que supone una quinta parte de los registrados desde 1977 hasta 1986.

ここではhubieronという3人称複数の活用形が使われています。

山田善郎監修『中級スペイン文法』(白水社)531ページには、次のように解説があります。

存在物が複数形のとき,haberが3人称複数形になることがあるが,誤用とみなされる. Hubieron más pasajeros de los supuestos.


また、The University of Chicago Spanish Dictionary, Third Edition, Revised and Enlargedでは、解説にあるThe Spanish Language in Americaの中のSyntactic Featuresに次のような説明があります。

Equally general are the tendencies to use adjectives as adverbs (corre ligero, toca el piano lindo) and to make certain adverbs "agree" wirh adjectives they modify (media muerta; medias locas) as well as to use the impersonal haber in the plural (habían dos; ¿cuántos habrán?)


「〜がある」の意味でのhaberの活用がこのように3人称複数になったのを私が見たのは初めてではありません。どの程度の頻度で使われるかは不明ですが、辞書に載る程度であるとすれば知っていても良いことだと思います。
ラベル:haber 文法
posted by 杉田伸樹 at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

2007-07-17

■新しい吹き込み者

昨日と本日、新たな吹き込み者が加わりました。これからも継続的に出演するかなど、まだ分かりませんが、新たなしゃべり方を聞けるのは楽しみです。

本日でていた女性(名前は良く聞き取れなかった)は、しゃべり方、特にアクセントやイントネーションが特徴的で、いままであまり聞いたことがなかったようなしゃべり方でした。

こうしたバリエーションを聞く経験は役に立つと考えています。
posted by 杉田伸樹 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月10日

2007-06-10

■YS-11
国産飛行機のYS-11が記事の中で引用されていました。該当部分のトランスクリプトを引用します。

En diciembre fue puesto fuera de operaciones el último de los aviones japoneses de hélices YS-11, luego de casi 40 años de servicio.

特に変わったところはない文章ですが、これをニュースで聞いていた時にYS-11の発音が気になりました。普通に考えれば、「イグリエガ、エセ、オンセ」なのだと思いますが、何度聞いても「ジェ、エセ、オンセ」と聞こえます。

手持ちの西和辞典を調べたところ、一つだけ(白水社「西和辞典(増訂版)」に、Yの読み方として/je/が出ていました。この発音がどの程度ひろく使われているのか知りませんが、少なくとも私は初めて聞きました。
posted by 杉田伸樹 at 22:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

2007-05-21

■yuanes

中国の通貨、人民元の複数形です。トランスクリプトを引用します。

En el Mercado de Cambios de Shanghai, la moneda china se cotizó a 7,6615 yuanes por 1 dólar durante un rato el lunes por la mañana.

英語の場合、なじみのない外国通貨の場合、複数でも単数と同じ形で使われます。スペイン語では、円(yen)でも元(yuán)でも複数形が使われます。他の通貨はどのような扱いがされているか、あるいは、他の言語(単数と複数の区別があるもの)ではどのようになっているか興味深いですね。
ラベル:中国 人民元
posted by 杉田伸樹 at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

2007-05-07

■Rの発音
この日のニュースには、外国の場所や人物の名前がいくつか出てきました。その中で、Rの発音がどのように取り扱われているか面白いです。

まず、出てきた固有名詞でRを含むものを掲げます。なお、Parísのようにもう完全にスペイン語化しているものは省略します。また、綴りはトランスクリプトそのままを使用します。

(1) Nicolas Sarkozy
(2) Segolene Royal
(3) George Bush
(4) Tony Blair
(5) Jacques Chirac
(6) Arcelor Mittal
(7) Toshiro Ozawa
(8) Jose Ramos-Horta
(9) Francisco Guterres

これらに含まれるRの発音の特徴を簡単に述べます。ただし、私は専門家ではないので細かいところは間違っているかもしれないことを最初にお断りします。

まず、はっきりスペイン語の発音でないのが分かるのが(3)(4)で、これは基本的に英語の発音と同じです。(2)は微妙で、スペイン語化するとなれば、いわゆる「巻き舌のR」となるのでしょうが、舌の震えは強くなく、単語の途中に出てくるRの音と同じような感じです。(8)のRamosや(9)のGuterresは「巻き舌のR」となっていて、スペイン語の発音原理に従っています。その他はスペイン語のRの発音でした。

なお、4月27日のニュースでも(8)(9)が出てきます(読み手は異なります)が、(8)のRamos、(9)のGuterresは日本語の「は行」に近い音(ポルトガル語?)となっています。ただし、Horta、Franciscoはスペイン語化しています。

以上を総括してみると、Rの前後をまとめてみた部分がスペイン語にもあるような場合は、スペイン語化するが、そうでない場合は、何らかの変更がある。さらに、元の言語での発音の仕方がスペイン語とかなり違いがある場合はそれを尊重することもある。このような感じでしょうか。なかなか奥が深そうな問題ではあります。
ラベル:発音
posted by 杉田伸樹 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

2007-05-04

(接続法)

今日のニュースでは接続法を使った表現がかなり多く出てきました。全部を以下に掲げます。接続法の使われ方を理解するには、文章全体を示さないとやりにくいので、長くなって恐縮ですがご覧下さい。

(1) El informe también menciona que las pérdidas económicas por el cambio climático representarían menos de un tres por ciento del producto bruto interno mundial en caso de que el aumento de la temperatura se pueda limitar a aproximadamente dos grados centígrados.

(2) Los dos cancilleres se pusieron de acuerdo para que Japón y Rusia continúen el diálogo con vistas a encontrar maneras de resolver el problema de manera satisfactoria para ambas partes.

(3) También acordaron que el primer ministro Japonés, Shinzo Abe, y el presidente ruso, Vladimir Putin, se reúnan aprovechando la reunión cumbre del Grupo de los Ocho Países que tendrá lugar en Alemania el próximo mes.

(4) Sin embargo, en la reunión del mes pasado, Japón propuso expandir el acuerdo en un dos por ciento para que la proporción se eleve a 92 por ciento.

(5) Se espera que el viernes Japón insista en su propuesta, señalando que la eliminación de aranceles sobre más productos es necesaria para estimular el comercio y la inversión.

(6) Se espera que pacten un marco de mutuo apoyo financiero para prevenir una crisis monetaria como la de 1997 en Asia.

(7) La secretaria de Estado estadounidense, Condoleeza Rice, sostuvo el jueves conversaciones en Sharm el-Sheik, Egipto, con el ministro de Relaciones Exteriores de Siria, un país que los Estados Unidos critica por permitir que los insurgentes utilicen su frontera para internarse en Iraq.

(8) El ministro de Defensa de Japón, Fumio Kyuma, hizo su primera visita a Italia desde que fuera nombrado al cargo.

(9) También hicieron público un comunicado en el que instan a trabajar para que el proyecto de ley para el plebiscito no sea aprobado.

(10) En una reunión de legisladores e intelectuales que apoyan el cambio, los participantes afirmaron que se necesita una nueva constitución que beneficie al país.

まず理解しておかなければならないのは、10分間のニュースの中で10回、接続法が使われていることです。1分間に1回(!)の割合です。

接続法はスペイン語の学習においては初級での難関と考えられています。難しいのは動詞の活用形を覚えなければいけないことと、そもそも何のために接続法が使われるのかが分かりにくいということがあります。

実は前者については、それまでの学習での経験がかなり活かせるのではないかと思います。どの程度の練習をすれば覚えられるのかも、だいたい見当がつくものです。

本当にやっかいなのは後者の方で、「接続法の世界」がどのようなものであるかを理解し、使いこなせるようにしなければなりません。

最近出版された、「接続法を使って話そうスペイン語」(吉川恵美子)
http://www.amazon.co.jp/gp/product//414039451X/ref=cm_aya_asin.title/250-0639923-0085800
は、この面で大きな貢献をしています。接続法が使われる状況をタイプ別に分類し、練習も含まれています。

また、「Breaking out of beginner's Spanish」(Joseph J. Keenan)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/029274322X/250-0639923-0085800?ie=UTF8&coliid=&colid=
では、.一つの章をまるまる接続法の説明に使っています。

この本では、接続法の世界をThe Twilight Zone(これを見てテレビのシリーズを思い出した人は相当のテレビ通です)と名付け、"..., the concept of a hazy, ephemeral Twilight Zone accurately conveys the spirit of the subjunctive."と説明しています。また、"..., many English speakers who have learned to live with the Spanish subjunctive will tell you that it can actually be quite enjoyable."とも述べています。

つまり、接続法は動詞の変化だけで直説法により展開される世界とは違った、変幻自在な世界を目の前に出現させる効果を持つのです。そして、使えるようになると、これなしではいられないようにもなるのです。

大事なことは、スペイン語を日常の言語として使っている人たは間違えずにこうしたことができることです。スペイン語学習者はこれを理解しなければなりません。「文法より会話」といったスローガンを良く聞きますが、スペイン語を実際にしゃべる人が間違えずにできることをきちんと間違えないようにすることは学習者としては当然のことで、文法偏重等と言ってケチをつけられるようなものではないのです。

接続法が使われる場合に、一番分かりやすいのは、何かのキーワード、キーフレーズがある場合です。目的を表すpara queや、時間的な関係を表すantes de que、条件を表すen caso de que、予想を表すse espera que等は出てきた時(読んでいても聞いていても)には、「接続法が来るな」と構えて(いや、そんなに力が入らなくても良いんですけど)いると理解が楽になります。

こうした点を踏まえて、上記の(1)〜(10)の例を見てみましょう。ほとんどは、今述べたようなキーワード、キーフレーズがあることが分かります。こうした「目印」がないという意味で、一番難しいのは(10)かもしれません。普通に作文の問題として出されると、直説法で書きそうになってしまいそうですが、やはりこれは接続法でないとしっくりこないでしょう。

いずれにしても、話されていることを聞く場合でも書かれているものを読む場合でも、接続法が現れたと同時にきちんとその世界をイメージできるようになることが理解を助けるのだと思います。
posted by 杉田伸樹 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月30日

2007-04-30

時々は、Daily Newsのスペイン語について記事を書くようにしたいと思っています。なるべく聞いた日から時間が経たないうちに書くことを目指します。

なお、テキスト及び音声のアップロードは著作権法上問題があるので、ご自分でDaily Newsのページにアクセスしてください。

2007-04-30

■外務大臣
外務大臣はスペイン語でいくつかの表現があります。

(1) Ministro(a) de Relaciones Exteriores
(2) Ministro(a) de Asuntos Exteriores
(3) Canciller(a)
(4) Secretario(a) de Estado

今日のニュースではこの4つすべてが出てきました。私の知る限り、これらの違いは、ラテンアメリカは基本的に(1)、スペインは(2)、アメリカ合衆国(国務大臣、英語でSecretary of State)は(4)です。(3)は少し気分を変えたい時(笑)かと思いますが、ドイツでは首相もこれのようです。

なお、「外務省」はそれぞれ対応するのが、Ministerio de Relaciones Exteriores, Minsterio de Asuntos Exteriores, Cancillería, Departamento de Estadoです。
posted by 杉田伸樹 at 14:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 本日のDaily News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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